La vie est belle! 2

日記ではなく 気の向くまま 思いつくままに 書きたいことを書いてます


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スティールパンの生まれた国、トリニダード・トバゴで
年に一度開かれるスティールパンのコンテストのことを
パノラマ といいます。


 パノラマってこんな感じ





今まさにパノラマ2010が開催中で、予選、セミファイナルが終わり
ラージバンドのファイナル(決勝)は2月13日(土)です
日本時間だと14日(日)の朝7時くらいからかな



タイトルに書いた パノラマチューン とは
そのコンテストで演奏される曲のことです。



トリニダードの人たちは、一般的には譜面というものを使いません。

アレンジャーがその場で作り出したフレーズを
周りで見て、聴いて、覚えて、演奏する…
そんな感じで少しずつ曲が出来上がっていくんです。

そのため、パノラマチューンの譜面というものは
その曲が演奏されている そのとき には存在しないのですが

過去にパノラマで演奏された曲のいくつかは
譜面に起こされ、販売されているので
私たちも手に入れることができます。

そんなわけで、今では日本のスティールバンドでも
パノラマチューンを演奏することが多くなりました。

トリニダードとは、練習環境も
本番までのリハーサル回数もまったくちがう日本のバンドが
パノラマチューンをやる…

すごいことだと思います。





彼らは、練習を開始してから1ヶ月もすれば
もうほとんど曲が仕上がってしまっています。

私たちと違い、彼らのほとんどは
曲を覚えた=まちがえずに叩ける なので
曲が最後までできあがった頃には、
演奏としてもほぼ仕上がっているわけです。

そんな状態で毎日4時間ほど、何度も何度もくり返し練習して
それからむかえる本番ですから、
日本のパンバンドの練習量とは比べ物になりません。


そして彼らは、ゆっくりの練習というのを
ものすごく大切にしています。

Slow makes fast.

彼らはよくいいます。


毎日の練習のはじまりも
必ず2~3回はゆっくりなテンポで通します。
いきなり、ガンガンに速い本番のテンポでやったりはしません。

その後テンポを上げた練習をしても、
またゆっくりに戻って練習をくり返したりもします。


本番当日も、まずはパンヤード(練習場)に集まって
ゆっくり練習からスタートします。
本番のテンポで何度かやったあと、会場へ移動。

パノラマの会場に近いバンドは、
こんな感じで楽器を吊り下げたラックを押して歩いていきます。


この時間がまたワクワクするのです 手前にあるのはテナーパン 奥のはダブルセコンドかなぁ?あちらでは2個のパンでも横一直線に置いて演奏するんですよー

サポーターもたくさんいて ラックを押してくれます わかりにくいけど これはトラック型のラックで 上ではリズムセクションやテナーパンが演奏します


そして、会場の手前で止まり
本番に近いポジションで並んで
また練習をするのです。

ここでもやっぱりゆっくりから。

周りにはサポーターや観光客や
ギャラリーがたくさんいるので、
演奏が終わったら拍手をもらえたりします。

そしてまた少し進んでは、止まって練習。
徐々にテンポも上げていきます。

そんなことを3~4回くり返して、
ようやくステージ近くにたどりつくんです。

そんな様子を映した動画がYouTubeにありました。
2つともセミファイナルのものですが
よかったら見てみてください。

2つめの動画は、まさに
ステージにたどりつくまでの練習風景を撮ったものです。

最初に映っているのがレネゲイズで
次がオールスターズかな?

2008年のものなので
レネゲイズの中には、私もいるのですよ。
うふふ。全然映ってないけど(笑)









そんな風にして

本番までにたくさんたくさん練習をするんです。
その上での、あのエネルギッシュなパノラマのステージなんです。

しかも、演奏する曲は
長いといえども、それ1曲だけですからねー
1曲に集中できます。

日本のバンドが本番でパノラマチューンをやる場合
多くの場合が、他に何曲か演奏したりします。
それ1曲だけに賭ける!ってことは珍しいんじゃないかな。

しかも当日の本番前に練習ができるかというと
できない場合が多い。

横浜スティールパンフェスタなんかでもそうですね。
リハ無しのぶっつけ。

リハーサルできたとしても
時間の都合で、体が温まってないのに
いきなり本番のテンポでやるしかなかったりして。


本番当日にちゃんとしたリハーサルができないから
普段の練習も、本番の状況に慣れておくために
いきなり速いテンポで練習しとかないといけなかったりします。

むぅ~



それくらい、パノラマチューンをやる環境は
本場トリニダードと日本では全然ちがうのに
それでもやってしまうのは、すごいなぁーと。

すごいというか、無茶だよなぁー (笑)
って思うのですよ、私はー


というお話でした。




でも、やっぱり
日本のバンドでパノラマチューンを演奏できることは幸せだし
私は… やりたいんですよねー  なはは。

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